法人成りのデメリット~会社は設立した後のほうがめんどくさい

法人化、法人成りのメリットについて語られている本やサイトが多いです。
私の場合は法人名義の口座など法人化する必要があったのでやりましたが個人事業主とは比較にならないほど法人化はめんどくさい印象です。
会社設立自体はおそらく自分一人で出来ると思いますが、それでも結構めんどうです。また、それ以上に会社設立後の毎月の給与計算や社会保険料の納付、源泉徴収や、記帳、決算、申告などなど個人事業ではどんぶり勘定でも許されていたものがそうはいかなくなってきます。
※役員報酬を支払わなければ社会保険の加入義務はありません。

また、給与計算や記帳などは今の時代無料で使えるようなソフトもありますのであまり苦にはなりませんが、役所への手続き、納付、書類作成などがめんどくさく、やったことのない人間にとっては最初はかなり時間がかかるでしょう。
また、決算についても決算自体は自分でやれるかもしれませんが問題は税の申告です。赤字だから税金かからないし簡単では?と思っていましたが一体どの書類のどこに何を記入すればいいのか分かりませんし、私のように現物出資した場合は減価償却とかどうなるのか?適当にやっていたらもしかしたら払わなくてもいい税金を納めることになったりしかねませんのでこうなってくると税理士さんに任せたほうが無難ということになります。

結局のところ自分でやれることであっても費用対効果なども考えると専門家に依頼したほうがいいですし、税金関係ですとより一層そうなるでしょう。専門家に依頼するお金がない、そういうところは自分でやることになるわけですがそもそもそのような感じだと個人事業のままのほうがいいということになりますね(私の事ですが)。

一旦法人化してしまうと赤字でも毎年税金はかかるわけですし、解散しようにも面倒ですし。

個人事業からの法人成りは慎重にしたほうがよさそうです。