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カテゴリー:法人名義の口座をつくる
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ポイントサイト経由でGMOあおぞらネット銀行の法人口座を開設しデビットカードを発行するとなんと6000円も貰えるという案件があったので早速口座を開設しようと申し込んでみました。
結果、登記簿に印鑑証明までわざわざ1050円もかけて取得して送ったにもかかわらず、事業内容が分かるような書類を別途送れとのことでした。
一度ネット上で口座申込のデータを入力しているにもかかわらず、更に口座申込書を印刷してそれを送る必要があったり、また通常は電話で不足書類の件など連絡するのがデフォなのにしてこないなど(実際あおぞら銀行の個人事業主口座では電話があったのですが)なんだかちぐはぐな対応です。
この書類が少々やっかいで、会社案内や取引先から発行された請求書や納品書などの類が必要でした。
この点、楽天銀行などはこちらが発行する請求書や見積書でも可能だったのですが、あおぞら銀行は取引先からの発行が必要であり、かつ事業内容が分かるようなものが必要で単なる領収書などでは該当しないので、取引などがないようなアフィリエイト会社などはかなり難しいかもしれません。
勿論、会社案内なども最近はラクスルなどで簡単に作成はできますが、元々作っていた場合は別として、どうしてもあおぞら銀行の法人口座が必要ならいざしらず、6000円もらうために既に1050円支出し、さらに会社案内までつくるとなると本末転倒(笑)

ということであきらめることにしました。

たいして売り上げも上がりませんので合同会社の解散も考えていますが、せっかくなので法人化のメリットを最大限享受すべく株取引やFXなどを法人名義でやってみましょう。
法人名義で株取引などをやるメリットは何と言っても損をしてもそれが長く繰り越せる点でしょう。
既に儲かるということは考慮に入れてませんが(笑)利益が出た場合も所得が合算できますし、損をしても7年も損失を繰り越せるというのは株で損ばかりしている人間にとっては(決して私の事ではありません)大きなメリットでしょう。

他にも細かいメリット、デメリットがありますが、いずれにしても法人名義の口座が開設できないと話になりません。
法人名義での口座開設そのものを受け付けていない証券会社もあるようですし、各社によって審査基準もまちまちですのでこればかりは申込んでみないと分かりません。
ただ、一般論として共通して言えることは

郵便物が確実に受け取れること
設立直後だと厳しい事が多い
取引責任者の取引経験が豊富なほうがいい

※入出金は原則として法人名義の口座になるので法人名義の銀行、ゆうちょの口座を作っておく必要があります。

この3点はどの証券会社についても言えることのようです。
審査に通過しても会社宛てと取引責任者宛てに転送不要の書留でパスワードなどの書類が届きますのでバーチャルオフィスなどだと事実上厳しいかもしれません。
証券会社によっては審査条件が明示されていますが、それによれば設立1年以上経過していることを口座開設の条件にしているところが多いので、審査条件を開示していないところでも同様な条件が課されている可能性が高いのではないでしょうか。ネット上の声を拾うとそのような感じがします。
また、申込をする場合に取引責任者の個人情報を記載しなければいけませんが、通常の個人口座開設と同様に投資経験などがきかれます。まったく取引経験がなく、FXや先物などの口座を開く場合は口座開設にマイナスになることが予想されます。

口座申込には概ね履歴事項全部証明書と会社の印鑑証明書が必要になってきますので準備しておかなければなりません。
ネットからアップロードできる証券会社もありますが、ほぼ紙ベースでの郵送での申込になると思われます。審査に通過すると書類は戻ってこないと思うので申し込む分だけの登記簿が必要となります。

以下、私が今のところ法人名義での口座開設を申し込んだ結果です。

GMOクリック証券・・・否決
ライブスター証券・・・通過
岡三オンライン証券・・・通過
IG証券・・・通過

法人名義の銀行口座をつくるうえにおいて一番重要な点はある意味、通帳やキャッシュカードなどをどうやって受け取るかにあります。きちんとしたオフィスを構えた企業であればこの点は杞憂でしょうが、当サイトを訪問される方は恐らく私のような個人企業、自宅で開業、などの中小零細企業であろうと思われますから色んな面で制約があることと思います。
基本的には登記されている法人の住所で口座開設を申込み、その住所宛てに転送不要の書留でキャッシュカードその他書類が送られてきますのでその住所で確実に受け取れる必要があります(留守の場合は不在票が入っていてそれがきちんと受け取れる)。
この点を念頭において法人を登記する際の住所を決める、というほうがスムーズかもしれません。定款に定める本店所在地にマンション名はいるのか?
また、近所の信用金庫などに口座を作る場合は事務所所在地を訪問する場合もあるようです。

以下、ネット銀行及びゆうちょ銀行での口座開設についてのまとめです。

①自分の会社のホームページをつくる。特に取引先、これまでの実績など、この会社が一体どんな事業をやっているのかを詳細に記載する。実績がなくても事業の内容は詳細に記載する。住信SBIの法人口座開設もめんどくさいこの点は特にジャパンネット銀行が厳しいようでホームページがショボいだけで問答無用で審査落ちのようです。私は速攻落ちました。

②ゆうちょ銀行の場合は窓口に行くことになります。名刺は必須、その他書類は原本を持って行く。
ゆうちょ銀行の法人口座開設ができなかった?

③楽天銀行の場合は取引先との請求書や見積もり書を要求される恐れがあるので適当に見積もり書などを作っておきましょう。裏はとられないようです。なんだったら私のように自分がやっている個人事業宛ての見積もりを作ってもいいかもしれません。
楽天銀行から見積書や請求書を要求されました→楽天銀行の法人口座開設がめんどくさかった

④色んな名目で銀行から電話がかかってくる恐れがありますので確実に連絡がとれる電話番号を登録する。私の場合は住信SBIさんから根掘り葉掘り事情聴取されました。

⑤郵便物が確実に受け取れる住所を法人の住所にする。銀行に登録する住所は当然登記簿=履歴事項全部証明書の住所と同じにしなければいけないのでマンションなどの場合は注意を要する。従って法人を登記する際の本店所在地は部屋番号まで登記するほうが面倒がない。
バーチャルオフィスなどではかわりに郵便物を受け取ってくれるサービスがあれば可能かもしれませんので念のためお使いのバーチャルオフィスに問い合わせたほうがいいと思います。

業務で頻繁に高速を使う場合はETCカードは必需品ですが、法人化してもいまだに個人名義のETCカードを使っていて不便を感じている方も多いと思います。
ETCカードは基本的にはクレジットカードに付帯していますから当然クレジットカードが法人名義でなければならないわけで、そうなると法人名義のクレジットカードを作らなければならないわけで、これがまた難しい。

従業員が高速を使う場合などは特に現金払いになったりして割引も受けられませんし、個人名義のETCカードだとそのうち税務署から指摘を受けるかもしれません。そもそもクレジットカード会社から事業用での利用を拒否されたりすることもあります。

ただ、設立間もない法人ですとなかなかクレジットカードは作れません。

クレジットカード不要のETCカード

そこでETCカード単体で発行してくれる組合を利用しましょう。現在メジャーなところが2つございます。

両者とも保証金が1万円程度かかる点と、発行手数料に数百円必要になってきます。

①発行手数料864円→スピード発行 法人ETCカード
月末締め翌月20日頃に請求書発送、翌々月
5日に口座振替。

②発行手数料540円→新会社でも作れる法人ETCカード
月末締め翌月20日頃に請求書発行、翌々月8日に口座振替

マイレージが使えるETCカード・クレカ以上の割引のきくETCカード

さて、両者の違いですが、マイレージが使えるかどうかが最大の違いでしょうか。上記①のほうはマイレージが使えるカードを発行しています。また、②のほうは首都、阪神高速に限ってさらに割引が適用されるカードも発行しています→首都・阪神高速ETCコーポレートカード

どちらのカードを選ぶかはどこの高速の利用頻度が高いかが一つの基準になりそうです。
ただ、マイレージサービスの適用をうけることのできるカードですと手数料が3%アップしてしまいます。 必要経費、その他  マイレージサービスとは

マイレージサービスで実質5%還元されますから手数料が3%アップしたとしても2%得になる計算です。

手数料5%に注意

以上のことから注意しなければいけないのはこのETCカード両者ともに手数料として走行金額の5%が徴収されるという点です。この手数料が組合の収益となるのでしょう。
クレジットカードの場合はこの手数料を加盟店が負担するので我々利用者は逆にポイントがもらえたりしますが、この手数料を加盟店(道路会社)ではなく我々が負担することによって成り立つビジネスのようです。

それはさておき、高速道路の利用が多いところにとって5%の負担はかなり大きいでしょう。仮にひと月5万、年間60万円ほどの高速利用がある法人や個人事業主さんであれば単純に3万円ほど手数料を支払わなければならず、こうなってくるとやはりクレジットカード付帯のETCカードのほうがいいということになりそうです。

いずれにしても、設立間もない法人でクレジットカードの取得が難しい企業などはとりあえず上記組合の発行するETCカードを作っておき、クレカが持てそうになったらそちらに移行するのがよさそうですね。クレジットカードのETCカードにはない割引がある首都・阪神高速ETCコーポレートカードなんかもありますし。

マイレージを受けるほどは高速は使わない→新会社でも作れる法人ETCカード

マイレージサービスを受けたい→ スピード発行 法人ETCカード

首都、阪神高速の利用が多い→首都・阪神高速ETCコーポレートカード

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