会社設立方法の紹介はネットを検索すればたくさん出てきますが、実際に営業をする際においてどのようなものが必要だとか、不要だとかやってみないと分からない点が多々あります。
ここでは、一人で起業する方、或いは実際に会社は設立したけど営業を始めるにあたってホームページやら名刺やら電話受付はどうするか?途方に暮れている方向けに書いてみようと思います。
とりあえず、一見するとまっとうな会社が営業しているように見えるだけのものを揃えよう、しかも格安で、といった趣旨になります。

ホームページは必ず作りましょう
説明不要だと思いますが、企業や店舗のホームページは必ず作っておきましょう。無料ブログやフェイスブックでも構いません。
が、まっとうな会社、営業をしている、という印象を抱かせるためには手作り感満載のホームページではなく、ダサくてもきちんと業者が作ったっぽい(あくまで素人さんから見てで結構ですが)サイトにしましょう。
とはいえ、単なる企業紹介サイトのようなサイトに何十万円も費用はかけられません。
それなりのコーポレートサイトを安く作るにはワードプレス一択
ワードプレスは基本無料のブログシステム
大きな会社でもワードプレスを採用しているところは多い
利用者が世界中にたくさんいる
必要なものがプラグインという形でたくさん提供されている

やはりそうなるとワードプレス一択ということになりましょう。ワードプレスでブログを作ることについてはネットで物凄い情報があるので素人でも大丈夫です。
ワードプレスがあればイチイチHTMLやCSSを書いたり、環境設定したりする必要もありません。
アメブロなどの無料ブログシステムで記事を書いている感覚でサイトが自分好みにカスタマイズできます。
通常はプログラムの知識が必要なものでもプラグインという形で無料で提供されているものも多く、イチから構築する必要がないので利用しない手はないでしょう。

独自ドメイン取得
お名前ドットコムのようなドメインを販売しているサイトで独自ドメインを購入。キャンペーンとかだとなんと数十円から取得できたりします。ただ、安いドメインではなく.comにしておきましょう。会社やお店の名前で.comドメインを取得します。
もうこれで、なんとなくちゃんとした会社っぽくなったでしょう?名刺なんかにもURLが記載できますね。
ただ、お名前どっとこむが安いので最初はよく使っていましたが、ドメインは更新料がかかりますので長く使っていくと他とあまり変わらなくなります。また、ドメイン情報はWHOIS情報というドメインを取得した人の個人情報が見れてしまいますので各社WHOIS情報を無料で代理公開してくれますが、お名前どっとこむはデフォルトでWHOIS情報代理公開をしてくれないので取得する際にこちらでチェックしないといけません。このチェックをし忘れて、後でWHOIS情報代理公開を申請するとお金をとられてしまいます。
このチェックをし忘れる人が結構いるようで(私もですが)注意が必要です。また、個人的にドメイン更新の際の自動更新などの設定が非常にややこしく感じてお名前どっとこむから徐々にドメインを移管しています。

いずれにしてもドメインは一度取得してもドメイン管理会社を簡単に変える(ドメイン移管)ことができるので、最初に取得する費用が一番安いところで取得し、後で移管するという方法もありでしょう。

レンタルサーバーと契約
ワードプレスをインストするレンタルサーバーと契約しましょう。レンタルサーバー会社もたくさんありますが、おそらく一番無難なのはエックスサーバー
でしょう。安いプランで1か月1000円はするので少々高いですが、ドメインをたくさんとって運用する場合は格安のロリポップあたりは非常に使い勝手が悪いです。
そしてレンタルサーバーにワードプレスをインストします。このインストール作業ですが、エックスサーバーだと簡単設定があるので文字通り簡単です。簡単設定がないサーバーだとめんどくさくて挫折するかもしれません。
インストする際にブログ名やパスワードなどを設定します。ブログ名などは後で変更できるので適当でいいです。

レンタルサーバーと契約したら取得したドメインが使えるようにサーバー側の設定をします。設定といってもドメイン追加くらいのもので簡単です。また、ドメインを取得したサイトでネームサーバーをそのレンタルサーバーのネームサーバーに設定します。

おおむね数時間経過すると取得したドメインでネットに直接アクセスするとワードプレスが初期設定のまま見れます。インストしてすぐは反映されませんが焦らないようにしましょう。下手すると物凄く時間がかかるかもしれませんが少なくとも数時間は様子を見て下さい。

テーマを変更してカスタマイズ
そしてワードプレスにログインしてお好みのサイトに変えていきます。
ワードプレスは結構大きな会社でも使っていたりするシステムなので無料だからと侮ってはいけません。
ホームページの制作をしている業者さんでもワードプレスをベースにして作っているところはいくらでもあります。
ワードプレスをベースにしてカスタマイズしていくわけですね。
様々なデザインのテーマというものが無料有料でありますのでお好みのテーマを探してインストールしましょう。

お問合せフォーム
コーポレートサイトですから当然お問合せに対応するものがなければなりませんよね。
個人のメールアドレスをそのままのせるとかなりめんどうなのでおすすめできません。
エックスサーバーでドメインを設定するとメールアカウントが作れますのでそのメールをとりあえず連絡先に設定しておきましょう。
ただ、この際もメールアドレスをそのままサイトにのせると営業メールや迷惑メールがたくさんくるかもしれないので専用のお問合せフォームを作っておきましょう。
ワードプレスだとこれも簡単でプラグインという形でお問合せフォームがたくさん無料で提供されています。
一番ポピュラーなのがコンタクトフォーム7というプラグインです。
利用者がたくさんいるので使い方やカスタマイズ法も情報がたくさんありますので安心です。

電話受付
電話番号を取得したとしても問題は受付です。一人会社だと転送や留守電にするしかないわけですが、そもそも電話自体を受けたくない場合もあります。
そんな場合は電話代行サービスを使いましょう。電話秘書というやつですね。格安の電話代行だと数千円で利用できますし、電話番号自体を貸し出すところもあります。
かかってきた電話を電話代行会社に転送するのが基本ですから電話回線が必要で、かつボイスワープなどの転送サービスも事前に加入しておきましょう。ひかり電話だと基本契約500円、ボイスワープは400円です。
電話代行でとりあえず問い合わせ電話などを受けて貰い後で折り返す形にすると営業活動に専念できます。
問合せ内容も当然記録されていますから、問い合わせを直で受けると不安な場合でも前もって対応を考慮することができたりするので特に営業開始直後は重宝するかもしれません。

名刺
名刺もつくっておきましょう。今は100枚数百円で作ってくれるサービスがいくらでもあるので業者さんに頼んで作ったほうが手っ取り早いですね。プリンタで自分で作るとやはり手作り感が出てしまいがちです。
また、名刺に会社のロゴ的なものを作っていれると、この会社結構やるかも感がでるかもしれません。
ハッタリは重要です。
ロゴ作成もプロに頼めば物凄いお金がかかりますが、ランサーズなどのクラウドソーシングで頼めば数千円で可能。数千円も惜しい私のような場合は会社名を入れると自動的にロゴを作成してくれるようなサービスを利用してロゴだけをダウンロードし、そのデータを利用したりします。こちらだと無料で可能ですが何百種類もアレンジしてくれますし、有料で名刺や封筒までつくってくれます。777logos.com